「不動産投資を始めたいけど、購入時に税金はかかる？」
「投資マンションを買うとどんな税金がいくらぐらいかかる？」
など、不動産購入時の税金について詳しく知りたい方は多いでしょう。

税金のことを把握していないと適切な資金計画を立てることができません。
不動産購入時には「印紙税」「登録免許税」「不動産取得税」「消費税」がかかります。
そしてここでは、これら4つの税金内容や税額、算出方法について紹介していますので、参考にしてください。

印紙税

不動産購入時にかかる税金の1つが印紙税です。印紙税とは売買契約書などを作成した場合に課税される国税であり、売買金額に応じて税額が変わります。以下は、不動産売買契約の際の売買金額と税額です。

・50万円以下：400円
・100万円以下：1,000円
・500万円以下：2,000円
・1,000万円以下：1万円
・5,000万円以下：2万円
・1億円以下：6万円
・5億円以下：10万円
・10億円以下：20万円
・50億円以下：40万円

このように、印紙税は売買金額によって税額が変わるため事前に確認しておきましょう。
また、上記は不動産売買契約の際の税額です。金銭消費貸借契約や建築工事請負契約の際は異なります。

登録免許税

登録免許税とは、不動産の所有権登記をする際にかかる税金です。登録免許税の原則税率は次のとおりです。

・所有権保存登記：0.4%
・所有権移転登記：2.0%
・ローンの抵当権設定登記：0.4%

これらの税率と課税標準を掛け合わせて税額が決まります。
土地売買の所有権移転登記については、2021年3月31日まで軽減措置（1.5%）が適用されます。

不動産取得税

不動産取得税は不動産を取得した際に課税されます。不動産取得税の税額は以下の計算で算出されます。

・宅地：（固定資産税評価額×1/2）×3%
・家屋：固定資産税評価額×3%
※2021年3月31日までの減額措置

ただし、新築物件は床面積40㎡以上240㎡以下で1戸あたり1,200万円（優良住宅は1,300万円）の控除があります。
尚、中古物件の場合は減額措置はありません。

消費税

不動産業者などから物件を購入した場合は消費税がかかります。
ただし、土地は非課税なので、あくまでも消費税がかかるのは建物代金に対してです。

まとめ

ここでは、不動産購入時にかかる4つの税金について紹介しました。
投資用物件を買う際は、これら税金と費用（仲介手数料など）を厳密にシミュレーションして、資金計画を立てることが大事です。
興味のある物件があれば、早速かかる税金を計算してみましょう。