中古物件を購入してリノベーションをしたり、リノベーションを済みの物件を購入する方は夫婦やファミリーが多いイメージですが、最近は一人暮らしでもリノベーション物件を選ぶ方が増えています。
この記事では、その背景やシングル向けのリノベーションのポイントを解説します。
■「一人暮らし」世帯は増加している!?
国が2020年に行った国勢調査によると、単身(一人暮らし)世帯は全体の約38%を占めることがわかり、前調査の時よりも増加しています。東京都ではその傾向がもっと顕著に表れており、単身世帯が全体の半数を超える結果となっています。
各年代で増加がみられ、その背景として、平均結婚(初婚)年齢や未婚率の上昇、高齢化や核家族世帯の増加などが考えられます。近年では、働き方や暮らし方の多様化が広がっていることも要因の一つかもしれません。
■一人暮らしのリノベーションのメリット
「賃貸物件を探したけど希望の家がなかなか見つからない」「家賃を払い続けるより持ち家が欲しい」などの理由から、一人暮らしの住まいとしてリノベーションが可能な中古物件を選ぶ方がたくさんいます。次は、リノベーションを行うメリットをご紹介します。
・自分好みの空間がつくれる
リノベーションの最大のメリットは、自分の好みやライフスタイルに合わせた住まいづくりができることです。壁をなくして広々とした空間をつくったり、ワークスペースを設けることも自在にできます。
照明や壁紙で雰囲気を変えるのもおすすめです。料理が好きならキッチンにこだわってみるのもいいですね。映画が好きな人はシアタールームを設けたり、洋服が好きならおしゃれな収納をつくるのもいいかもしれません。
自分の好きなテイストにできるのも、一人暮らしのリノベーションならではの魅力ではないでしょうか。物件によっては、リノベーション工事の内容に制約がある可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。
・資産になる
自分自身の住まいとして中古物件をリノベーションしたとしても、ライフスタイルの変化などさまざまな理由で、引っ越すこともあるかもしれません。その場合でも賃貸物件とは違い、自分の資産になります。一般的にリノベーションを行うことで資産価値が上がるため、売却や賃貸としての活用時もメリットになるでしょう
快適な住まいをつくるために、リノベーションはとても有効な方法です。自分の好みや生活のしやすさを考えて、一人暮らしだからこそできる空間づくりのポイントもたくさんあると思います。ぜひ、リノベーションで居心地の良い暮らしを実現してください。