マイホームの購入を考えるきっかけとして、子どもの誕生や進学などを挙げる方も多くいらっしゃいます。「子どもをのびのびと快適な空間で育てたい」という思いは、誰もが抱く願いではないでしょうか。立地条件の良いエリアには土地や物件が見つからない、そんなときは「リノベーション」を選択肢に加えると候補の幅がぐんと広がります。
今回は、子育て世代におすすめしたいリノベーションをご紹介します。

■家族が集まる場所はオープンな空間に

子どもが小さいうちは目が離せないことも多いので、キッチンで家事をしていても子どもが見守れるような空間づくりがおすすめです。子どもも親の存在を感じられることで安心できるでしょう。
子どもが成長したら、家事をしながら勉強を教えたりおしゃべりをすることもできますね。思春期を迎える時期でも、自然と顔を合わせられるようなオープンな空間なら、ちょっとした変化にも気付きやすくなります。家族でコミュケーションがとりやすい環境をつくることは、子どもの成長にとってもとても大切です。

■家事動線はコンパクトに

子育てをしながら家事をこなしていくのはとても大変です。子どもが大きくなって共働きとなれば、今度は仕事もしながら家事をしていくことになります。
少しでも負担を減らし、スムーズに家事を行うために、間取りを工夫し動線を短くコンパクトにしましょう。移動距離が短くなるだけで、家事効率は格段に上がります。

■使用する建材にこだわる

リノベーションするなら、壁や床などに使用する建材にこだわるのもいいでしょう。自然素材の珪藻土や漆喰を取り入れてみたり、木の質感が心地よい無垢材のフローリングなども人気があります。
汚れが付きにくい、抗菌・抗ウイルス性能に特化している、といった機能性壁紙も数多くあります。家族が安心して過ごせるように、そういった建材に変えるのも有効なリノベーション方法です。

■成長に合わせて対応できるように

子どもの成長やライフスタイルの変化によって、必要なスペースや空間の使い方が変わってくることもあるでしょう。間仕切りや収納を可動式にして、可変性の高い間取りにしておけば、どのような状況にも対応でき、自由度が高まります。

子育て世代の住まいづくりは、子ども成長を想像しながら行っていくが大切です。リノベーションの良さを十分に活かして、家族にとって最適な住まいづくりをぜひ実現してください。