マンションやアパートのリフォーム・リノベーションを考えていて「ウォークインクローゼットを付けたほうが良い？」「クローゼットで十分？」など疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

ここでは、ウォークインクローゼットとクローゼットのメリット・デメリットなどについて解説します。

□ウォークインクローゼットのメリット・デメリット

ウォークインクローゼットは、広さ1〜3畳程度で人が入れるサイズのクローゼットです。ハンガーパイプを壁に設置しているタイプが多く見られます。ウォークインクローゼットのメリットは「収納力が高い」ことです。洋服や帽子、バッグ、おもちゃ、スーツケース、季節によって使わない家具・家電など、様々な物を収納できます。洋服や荷物が多い人でも安心です。

一方で、ウォークインクローゼットのデメリットは、専有面積が大きく生活スペースが狭くなることです。同じ部屋の広さであれば、一般的なクローゼットと比べて生活スペースは狭くなります。

■ウォークインクローゼットが向いている人

ウォークインクローゼットが向いている人は「2人以上が住むことを考えている人」です。ファミリーや夫婦、カップルなど、2人以上で住む場合は広い収納スペースを求める傾向があります。ウォークインクローゼットがあることが決め手となり、部屋を決める人も多いです。

□クローゼットのメリット・デメリット

一般的なクローゼットのメリットは、ウォークインクローゼットより専有面積が小さいため、生活スペースを広く取れることです。一方、クローゼットのデメリットはスペースが狭く、多くの荷物を収納できないことです。人が入れるほどの広さはなく、家具・家電や布団、スーツケースなど大きな物の収納には向いていません。

■クローゼットが向いている人

クローゼットが向いている人は「1人暮らしを考えている人」です。特に単身男性の場合は、荷物が少ない人が多いため、ウォークインクローゼットより生活スペースを広く取れる一般的なクローゼットのほうが向いています。ただし、社会人の単身女性の場合は、荷物が多く、クローゼットだと収納スペースが狭く感じる可能性があります。

□ターゲットに合うほうを設置しよう！

マンションやアパートをリフォーム・リノベーションするのであれば、物件のターゲットに合った収納スペースを設けましょう。たとえば「2LDKを探す夫婦やカップル」をターゲットにしている場合は、ウォークインクローゼットがあったほうが好まれるでしょう。他の物件との差別化にもつながります。ターゲットに合った収納スペースにすることで、入居率や家賃アップが期待できます。