L O A D I N G

収益物件に付加価値を付けるVOSブランディング

マンションのリノベーションで室内乾燥はどうする?

暑かった夏も終わり、秋から冬へと季節が変わり始めると、気になってくるのが「乾燥」ではないでしょうか。湿度が下がり空気がカラカラになると、肌がカサついたり、喉が痛くなるなど、不調が生じやすくなります。今回は室内の乾燥についてご紹介します。

 

■室内が乾燥すると・・・

室内の湿気対策は考えるけど乾燥については考えていなかった、という方は意外と多いかもしれません。乾燥は肌や喉だけでなく、人の生活にさまざまな影響を及ぼします。乾燥するとほこりが舞いやすくなり、湿度が40%以下の空間ではウイルスが長く生存するため、風邪やインフルエンザの発症リスクも高まります。

 

■リノベーションで乾燥対策

室内の乾燥を防ぐには湿度を上げる必要があり、加湿方法にはさまざまなものが考えられます。

・調湿効果のある建材を使用する

リノベーションを機に、壁や床に調湿性能を持つ機能性建材を使用すると良いでしょう。床なら無垢材のフローリングがおすすめです。木には湿気を吸収・放出し、快適な湿度を保つ働きがあります。い草にも同様な効果が期待できるので、畳を用いるのも有効です。壁には珪藻土や漆喰などの、調湿性能に優れた自然素材を採用する方法があります。近年では、調湿効果に特化したタイルや壁紙なども数多く発売されています。住宅のスタイルや価格を考えて選択すると良いでしょう。

・湿気の流れる間取りを考える

浴室や脱衣室など湿気の溜まりやすい場所から乾燥しやすい場所へ空気の流れがつくれれば、除湿と加湿の両方を兼ねることができます。洗濯物を部屋干しすることで蒸発した水分が加湿の役割を果たしますが、見た目が気になる場合はランドリールームを設けるのも方法の一つです。

・石油やガスの暖房器具を使う

寒くなると暖房器具を使用すると思いますが、エアコンは空気が乾燥しやすいので、石油やガスの暖房器具を使うことも効果的です。リノベーションする際に、暖房を置きたい場所の床や壁にガス管やガスコックを設置しておくと便利です。石油を置くスペースを設けるのもいいですね。マンションではできないこともあるので、事前に確認しましょう。

 

湿気は厄介なイメージもありますが、快適な生活を送るためには適度に必要なものです。空気の循環は健康的な暮らしにも良い影響を与え、調湿作用のある建材は他にもさまざまな機能を有しています。もちろんリノベーションだけですべてが解決できるわけではありません。観葉植物や調湿性カーテンなど、生活スタイルに合った方法を組み合わせて、心地よい空間をつくってください。