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「災害時に使える」リノベーション

日本は地震が発生しやすく、毎年のように台風や豪雨などの自然災害も起きています。災害に対する備えの大切さを強く感じている方も多いのではないでしょうか。避難場所や経路の確認、防災グッズの準備などももちろん大切なことですが、災害時に家で過ごせるようなリノベーションを行うのも有効な方法です。
今回は「災害時に使える」リノベーションをについてご紹介します。

 

■停電に備える

停電は地震や台風、落雷や豪雪などさまざまな災害で起こりやすいトラブルの一つです。日常生活に大きな影響を与えるため、被害は最小限に抑えたいですよね。
そこで、自宅で発電や蓄電が行える設備の導入がおすすめです。太陽光発電システムで電気をつくり、リチウムイオン電池などの蓄電池に電気を溜めることで、災害時にも電力を確保することができます。
蓄電池には小型のタイプもあり、持ち運びもできます。太陽光発電のシステムは自然エネルギーを使用する環境にやさしい設備であり、普段の生活でも光熱費が期待できます。

 

■断水に備える

停電と同様に、生活に大きな影響を与えるトラブルが断水です。
家庭用給湯器の「エコキュート」は、災害時に貯湯タンクのお湯や水が使えるように、非常用取水栓が装備されています。飲用には向きませんが、トイレや洗濯などの生活用水として使用できます。
雨樋に接続し貯水できる雨水タンクも、災害時には心強い設備でしょう。カラーバリエーションが豊富な製品もあるので、外壁や雨樋の色に合わせて取り入れるのもいいですね。

 

■家具の転倒、物の飛び出しに備える

地震発生時にしてしまうけがの多くは、家具の転倒や物の飛び出しが要因となっています。リノベーションを機に造り付けの収納を設けると家具が転倒する可能性も低くなり、それらが通路を塞いでしまう心配も少なくなるでしょう。
地震の揺れを感知し扉が開くのを防ぐ「耐震ラッチ」を扉に付け、物の飛び出しを防止することも重要です。家具の一部にガラスを用いる際は、「飛散防止フィルム」を貼ると割れて飛び散ったガラスでけがをすることも軽減できるでしょう。

 

災害は、いつどこで起きるか分かりません。耐震性や防火性を強化するリノベーションも、災害に備えた対策としてとても重要です。
住まいの防災性を高め、役立つ設備を導入しておくとより安心でしょう。施工内容によっては、国や自治体の補助制度の対象となる場合もあります。リノベーションを検討するときには、ぜひ考えてみてください。