家の老朽化や親世帯の高齢化、共働き世帯の増加などの理由から、実家の二世帯住宅へのリノベーションを検討する方が増えています。
この記事では、二世帯住宅にリノベーションする際に知っておきたいメリットやデメリットやご紹介します。

■二世帯住宅のメリット

二世帯住宅は、親世帯と子世帯それぞれにメリットがあります。

・お互いにサポートしやすい

やはり二世帯住宅の大きなメリットは、お互いに助け合えることではないでしょうか。子育て中の子世帯が共働きだった場合、仕事と家事や育児の両立はとても大変なものです。二世帯住宅なら親世帯が一緒にいるためサポートを受けやすいでしょう。
親世帯にとっても子世帯が傍にいてくれることで安心感を得られ、子世帯も親世帯を見守ることができます。

・それぞれのライフスタイルを確保できる

二世帯住宅には住まいの一部を共有する「部分共有型」や、建物の上下や左右に生活空間を分ける「完全分離型」などがあります。それぞれのライフスタイルに合わせてリノベーションを行うことで、同居とは違い、程よい距離感を確保することが可能です。

・マイホームの費用を抑えられる

リノベーションにかかる費用は、実家の状態やリノベーションの規模、間取りのタイプや工事内容によって異なります。一般的には、新築のマイホームを購入するよりも実家をリノベーションしたほうが費用を抑えられる可能性が高く、魅力的なメリットといえるでしょう。

■二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅にはたくさんのメリットがありますが、その反面デメリットも存在します。

・生活リズムが異なる

年代の違う世帯では、生活リズムが異なることはよくあります。たとえ生活空間を分けた完全分離型の住宅でも、話し声や物音などが気になることもあるでしょう。
生活リズムの違いが、お互いのストレスの原因になることもあります。間取りや建材を工夫して、不安な点は解消しておくと良いでしょう。

・プライバシーの確保が難しい

それぞれの家族が傍にいることで良いこともたくさんありますが、お互いのプライバシーが保たれなくては窮屈に感じてしまうかもしれません。
みんなが快適に過ごせるように、事前にしっかりと話し合ってリノベーション計画を立てましょう。

二世帯住宅には、さまざまなメリットとデメリットがあります。お互いの世帯が暮らしやすい二世帯住宅にするにはどうすればいいか、みんなで相談しながら進めていくことがとても大切です。